Up 関連ファイル 作成: 2021-01-23
更新: 2021-01-23


  • 概要
    • GPIO制御の方法は,<ファイルシステムに結びつけて制御>。
      ──つぎのディレクトリのファイルが,操作対象:
        /sys/class/gpio/

    • GPIO nピンの OFF・ON
        つぎのファイルに 0 を書き込むと OFF,1を書き込むと ON になる:
          /sys/class/gpio/gpio[n]/value

    • GPIO nピンの OFF・ON のチェック
        $ cat /sys/class/gpio/gpio[n]/value


  • 制御手順
    ツール・ラボ : RaspberryPi入門 第24回 から引用
    1. GPIOピンの使用を宣言する
        GPIO nピンを使う場合、/sys/class/gpio/exportというファイルに nを書き込む。
        これにより、/sys/class/gpio/ディレクトリに GPIO nピン制御に必要なファイルが生成される。
    2. 使用宣言した GPIOピンが入力なのか出力なのか設定する
    3. GPIOを制御する
        ファイル /sys/class/gpio/gpio/[n]/value に 0 か1 を書き込む。
    4. 使い終わったら,GPIOピン使用終了を宣言する


  • GPIO nピンの使用宣言
      $ echo [n] > /sys/class/gpio/export
    これにより,ディレクトリ /sys/class/gpio/ の中にディレクトリ gpio[n] がつくられる
      $ ls /sys/class/gpio/
      export gpio[n] gpiochip0 unexport
      $ ls /sys/class/gpio/gpio[n]/
      active_low device direction edge power subsystem uevent value

  • GPIO nピンが入力用なのか出力用なのかの設定
      入力用の設定
        $ echo in > /sys/class/gpio/gpio[n]/direction
      出力用の設定
        $ echo out > /sys/class/gpio/gpio[n]/direction

  • GPIO nピンの制御
      ON の設定
        $ echo 1 > /sys/class/gpio/gpio[n]/value
      OFF の設定
        $ echo 0 > /sys/class/gpio/gpio[n]/value

  • 終了宣言
        echo [n] > /sys/class/gpio/unexport
      確認:
          $ ls /sys/class/gpio/
          export gpiochip0 unexport
          ( gpio[n] ディレクトリがなくなっている)


    • 引用/参考Webサイト
      • ツール・ラボ : RaspberryPi入門