Up 「X11forwarding」設定 作成: 2021-04-05
更新: 2021-04-08


    RaspberryPi に, Xアプリケーション "a" がインストールされている。
    PC から RaspberryPi に ssh 接続し,PCのターミナルで "a" を起動するコマンドを打ち込み,PC のデスクトップを "a" の実行画面にしたい。

    これが成るために, ssh コマンドは「-X」オプションをつける。
    「-X」オプションの意味は "Enables X11 forwarding" ──「クライアントアプリケーションに Xプロトコルパケットを送ることを可とする」──である。

    RaspberryPi の側で「サーバにXプロトコルパケットを送ることを可とする」の設定がされていれば,,サーバとクライアントの間のXプロトコル通信ができることになる。


    RaspberryPi の側の設定は,つぎの2つのファイルでする:
      /etc/ssh/sshd_config
      /etc/ssh/ssh_config

    /etc/ssh/sshd_config では,つぎを設定:
      X11Forwarding yes

    /etc/ssh/ssh_config では,つぎを設定:
      ForwardX11 yes ForwardX11Timeout 12h ForwardX11Trusted no
     註1: PC からの X接続は,20分になったら切られる。
    これは,ForwardX11Timeout のデフォルトが「20分」であることによる。
    ここでは,「12時間」を設定した。
      2: 「ForwardX11Trusted yes」は,「-Y」オプションの "Enables trusted X11 forwarding" に応じる設定。
    デフォルトは, no (コメントアウト)。


    Raspberry Pi OS は,デフォルトで「X11forwarding」が設定されている
      /etc/ssh/sshd_config では,
        X11Forwarding yes
      /etc/ssh/ssh_config では,
        # ForwardX11 no
        # ForwardX11Trusted yes