Up 無線接続と有線接続の切り替え 作成: 2021-02-03
更新: 2021-02-25


  • 有線・無線の両方が up のとき,Raspberry Pi は LAN と無線接続している。
    即ち,有線・無線の両方が up のとき,無線接続が優先する


    以下,有線接続,無線接続のインタフェースを,それぞれ eth0, wlan0 とする。

  • 有線接続と無線接続の切り替えは,つぎのコマンドを組み合わせる:
      $ sudo ip link set eth0 up
      $ sudo ip link set eth0 down
      $ sudo ip link set wlan0 up
      $ sudo ip link set wlan0 down
eth0
 up   down 
wlan0 up 無線 無線
down 有線

    ただし,down をかけた wlan0 は,上の方法では up に戻せないのがふつうである。
    このときは,つぎのコマンド:
      $ sudo netplan --debug apply


  • 「無線接続がされない」には,つぎの場合もあり得る:
      $ rfkill list
      0: phy0: Wireless LAN
      Soft blocked: yes
      Hard blocked: no

    このときは,「sudo ip link set wlan0 up」に対しつぎのメッセージが返ってくるので,それとわかる:
      RTNETLINK answers: Operation not possible due to RF-kill

    block を外すには,つぎのコマンドを用いる:
      $ sudo rfkill unblock wifi
    これにより,つぎのようになる:
      $ rfkill list
      0: phy0: Wireless LAN
      Soft blocked: no
      Hard blocked: no


  • wlan0 が down の状態で Raspberry Pi をシャットダウンすると,つぎの起動で wlan0 が down のままである可能性がある。
    これがつぎの状況だと,どうしようもなくなる:
      Raspberry Pi につなぐディスプレイ・キーボードはない
      有線接続はできない
    そこで,つぎのことをルールとすべし:
      シャットダウンは,Wi-Fi が up の状態で行う