- 有線・無線の両方が up のとき,Raspberry Pi は LAN と無線接続している。
即ち,有線・無線の両方が up のとき,無線接続が優先する。
以下,有線接続,無線接続のインタフェースを,それぞれ eth0, wlan0 とする。
- 有線接続と無線接続の切り替えは,つぎのコマンドを組み合わせる:
$ sudo ip link set eth0 up
$ sudo ip link set eth0 down
$ sudo ip link set wlan0 up
$ sudo ip link set wlan0 down
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eth0 |
up |
down |
wlan0 |
up |
無線 |
無線 |
down |
有線 |
─ |
ただし,down をかけた wlan0 は,上の方法では up に戻せないのがふつうである。
このときは,つぎのコマンド:
$ sudo netplan --debug apply
- 「無線接続がされない」には,つぎの場合もあり得る:
$ rfkill list
0: phy0: Wireless LAN
Soft blocked: yes
Hard blocked: no
このときは,「sudo ip link set wlan0 up」に対しつぎのメッセージが返ってくるので,それとわかる:
RTNETLINK answers: Operation not possible due to RF-kill
block を外すには,つぎのコマンドを用いる:
$ sudo rfkill unblock wifi
これにより,つぎのようになる:
$ rfkill list
0: phy0: Wireless LAN
Soft blocked: no
Hard blocked: no
- wlan0 が down の状態で Raspberry Pi をシャットダウンすると,つぎの起動で wlan0 が down のままである可能性がある。
これがつぎの状況だと,どうしようもなくなる:
Raspberry Pi につなぐディスプレイ・キーボードはない
有線接続はできない
そこで,つぎのことをルールとすべし:
シャットダウンは,Wi-Fi が up の状態で行う
- 参考Webサイト
コマンド「ip link set wlan0 up」が効かないことについては,つぎのサイトにこのロジックの考察がある:
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