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環境省 (2015), p.72
日高変成帯の西端にはリソスフェアの最下部を構成する上部マントルかんらん岩が分布する。このうち最大の露出がアポイ岳周辺のかんらん岩で、面積は10×8km に及ぶ。
このかんらん岩は変質を受けていない上部マントル鉱物からできている。
また、岩体を構成する岩石タイプが極めて多彩である。
このように新鮮(変成作用を受けておらず上部マントルの情報をそのまま保持している)で且つ多様なタイプのかんらん岩から成り、大規模に露出するアポイ岳のかんらん岩は「幌満かんらん岩体」として世界的に有名で、玄武岩質マグマの生成や上昇移動、リソスフェア深部のマグマプロセスなど上部マントルで起こる地学現象の解明に関する膨大な研究の対象となっている
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Wikipedia「メソスフェア」から :
- 参考ウェブサイト
- 参考文献
- 北海道新聞社[編]『アポイ岳ジオパークガイドブック ユネスコ認定』, 北海道新聞社, 2018.
- 様似町アポイ岳ジオパーク推進協議会『アポイ岳ジオパークガイドブック 改訂版』, 様似町, 2013.
- 様似町アポイ岳ジオパーク推進協議会『アポイ岳ジオパークハンドブック──様似のジオと自然と歴史に触れる』, 様似町, 2012.
- 環境省 (2015) :『平成26年度 世界自然遺産候補地詳細調査検討業務 報告書』
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