Up 薬・病院を妄信 作成: 2024-09-02
更新: 2024-09-02


    ひとは,病気は体が治すということを知らない。
    ひとは病気を,薬で治すものだと思っている。

    その思いは,洗脳されたものである。
    洗脳のおおもとは,医事・薬事産業である。
    薬を買わせるには,病気は薬で治すものだと思わせねばならない。

    洗脳された者は,子を洗脳する。
    こうして「薬が病気を治す」が小さい頃から頭に植え付けられ,一生のものになるのである。


    ひとは,「薬が何なのかを考える」の概念を持たない。
    薬をただ妄信する。

    病気を治すのは,生命体である。
    病気を治せるのは,生命体だけである。
    そうでない薬は,病気の症状を散らすものである。
    病気のもとを取り除くものではない。


    医事・薬事は,大産業を形成している。
    国が「医療保障制度」を以て,薬をいくらでも買い取ってくれるからである。
    病院は,高価な薬を処方する商いである。
    保険制度が無ければ,病院は一般者が行けるところではない。
    (そのかわり国は,国民の病院常習癖により財政をすっかり狂わせている。)

    薬はなぜ高価か?
    「この物質はこの病気のこの症状を散らす」は,可能性のありそうな物質を虱潰しにテストして見つける他ない。
    製薬会社はこれをやっている。
    途方も無い時間と人件費が,製薬のコストである。
    よって薬は自ずと高価なものになる。


    ところで,医事・薬事産業がやっている「薬が病気を治す」の洗脳は,「悪徳」のように見るのは間違いである。
    経済とはもともとこういうものなのである。
    経済とは,マネーゲームを引き出せる<幻想>を創作する営みである。
    医事・薬事産業は,「薬が病気を治す」の幻想づくりで成功し,大産業になり,経済に大きく貢献することになった。

    経済に意味は無い。
    経済はただ,好況が良くて不況が悪いというものである。
    それ以上でも以下でもない。