Up | 迷信:感染予防 (うがい・手洗い) | 作成: 2024-08-29 更新: 2024-08-29 |
風邪の症状が無いことは,感染していないことではなく,感染が軽いということである。 風邪は,感染を予防できるものではない。 感染する状況では,さっさとかかってしまうのみ。 さっさとかかって,免疫をつくるのである。 望むらくは,感染が軽くて,気づかずに済んでいること。 実際,風邪が流行している時の「風邪をひいていない者」は,これである。 そしてこれが,多数派である。 「風邪の予防」を唱える者は,「うがい」を唱える。 しかしウィルスには,うがいとうがいの間の長い時間が与えられている。 うがいに「感染予防」の効用は無い。 そしてうがいは,「感染予防」にとってむしろためにならないとも言える。 喉の表皮には,分泌物の膜がかかっている。 そしてこの中には,微生物が「常在微生物」として棲んでいる。 これが,外部者の侵入の防壁になっている。 うがいは,この防壁を損なう行為になる。 「風邪の予防」を唱える者は,「手洗い」を唱える。 しかし風邪ウィルスの感染は,空気感染である。 ウィルスの主要な存在態様は,「空気の中を浮遊」である。 「手に付着して移動,手から口へ移動」ではない。 ちなみに手洗いは,一般に,励行することではない。 手の<不潔>は,免疫の獲得にとって大事なことだからである。 ひとは,<不潔>を体に悪いことだと思っている。 これは,医事・薬事産業に騙されているのである。 赤ん坊は,何でも口に入れてしゃぶる。 これは,免疫を獲得する行動である。 ヒト進化の歴史が,適応行動としてこの行動をつくった。 しかし,<不潔>を忌み嫌う現代の親は,子どもから<不潔>をことごとく取り上げる。 その結果が,「小さい子どものうちから既に花粉症」の類の,免疫不全の現代人たちというわけである。 <不潔>は,「金を払ってでもなれ」なのである。 |