Up | 電磁波のグラフ | 作成: 2017-11-18 更新: 2019-06-15 |
この変化が,z方向の隣接伝いで伝わっていく。 これは, 「波」である。 この波が,「電磁波」である: 電磁波の波形の絵図は,3次元である。 よって,波動表現は,時間軸が加わって4次元になる。 波動を3次元の絵図に表したければ,電場の伝播だけを抜き出せばよい。 電場の伝播は磁場の伝播を含蓄するからである。 電場の伝播だけを抜き出すと: これを,つぎのグラフに表す: 場所zの時間tの電場を \( \vec{E}(z,\,t) \) で表すと, \[ \vec{E}(z,\,t) = (E_x(z,\,t), \,0, \,0) \] であり,上のグラフは \( E_x(z,\,t) \) のグラフになっている。 場所z=0での電場の時間的変化は,\( E_x(0,\,t) \) のグラフになる: 時間t=0では空間に波は現れていないが,以降の波の伝播を逆溯行するとき,つぎの波を潜在させていることになる──これを関数F(z) のグラフとする: 電場は,光速度cで伝わる。 よって,\( z=ct \) の関係にある \( (z,\,t) \) に対し,\( E_x(z,\,t) = E_x(0,\,0) = F(0) = 0 \) である。 したがって,\( E_x(z,\,t) \) のグラフが,つぎのようになる: 時間t固定 \[ E_x(z,\,t) = F( z - ct) \] |