リーマン多様体 \( M\) は,点 \(\ P\) ごとに地図 \(\phi_P \subset \mathbb{R}^n\) をとる。
地図 \( \phi_{P}\) は,\( P \) における \( M\) の接平面に,固定されて乗っている。
この「固定」には,つぎのことが含まれる:
「正規直交座標 (デカルト座標) が設定され,かつ固定されている」
この面に,\( P \) から観察される世界を写す。
写し方は,投影法である:
地図の座標は,すべての地図で同じ規格である。
- 地図のスケールは,すべての地図で同じ
- 正規直交座標──この意味での「デカルト座標」
- 地図 \(\phi_P\) は,\(\ P\) に座標の原点を置く
デカルト座標の基底ベクトルを,
\[
{\bf E} = ( {\bf E}_1,\, \cdots,\, {\bf E}_n )
\]
で表し,座標を \(X^i\) で表すとする:
\[
( X^1,\, \cdots,\, X^n )
\]
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