Wikipedia「太陽風」等から引用:
- 太陽から吹き出すプラズマのこと。
毎秒100万トンもの質量が放射されている。
H+ (プロトン) が95%を占めており、残りは He++ (アルファ粒子) とその同位体等の様々なイオン及び電子となっている。
- この流れが地球の公転軌道に達するときの速さは約300〜900km/s、平均約450km/sであり、温度は106 Kに達することもある。
高速の太陽風は、コロナホールや太陽フレアに伴って放出されていると考えられている。
- 太陽風は磁場を運ぶ。
太陽は約27日の周期で自転しているため、太陽風によって運ばれる磁力線は螺旋状になる (Parker Spiral)。
地球磁場に影響を与え、オーロラの発生の原因の一つとなっている。
- 太陽の磁場の磁極が北向きから南向きに変わる面に,電流層ができる (「太陽圏電流シート」) 。
- 太陽系には、系外からの銀河宇宙放射線が流入しているが、その量は、太陽風を伴う太陽活動と相関があり、太陽活動極大期に銀河宇宙線量は最小になり、太陽活動極小期に銀河宇宙線量は最大になる。
これは太陽風が、太陽系外から流入する銀河宇宙線をブロックするためと考えられている。
- 参考文献
- 宮原ひろ子 :『地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか』, 化学同人 (DOJIN選書), 2014.
- 引用/参考Webサイト
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