Up | 化学肥料による耕作地劣化のメカニズム | 作成: 2024-04-16 更新: 2024-04-16 |
土壌酸性化に対し,耕作者は石灰質資材の施用で応じている。 しかしアルミニウムイオンや雑草の問題は,これで解決されるわけではない。 アルミニウムイオンや雑草への対処法は,耕作地の「更新」ということになる。 しかしこれは,土壌のさらなく劣化を代償とする。 土壌は,土壌生態系の賜だからである。 こういうわけで,化学肥料による耕作は,耕作地を劣化させる一方である。 劣化が早いか遅いかの違いしかない。 劣化は,はじめから織り込み済みにしておくことである。 実際,商品経済の下の耕作は,化学肥料でやっていくしかないのである。 |