Up 正法眼蔵 (しょうぼうげんぞう) 作成: 2009-10-25
更新: 2009-10-25


    道元『真字正法眼蔵』「序」
      ( 引用元:つらつら日暮らしWiki〈曹洞宗関連用語集〉)
    正法眼蔵、大師釈尊已拈挙矣、
    拈得尽也未、直得二千一百八十余歳、
    法子法孫、近流遠派、幾箇万万、前後三三、
    諸人要明来由麼、
    昔日霊山百万衆前、世尊拈花瞬目、
    迦葉破顔微笑、
    当時世尊開演之曰、吾有正法眼蔵涅槃妙心、附属摩訶大迦葉、
    迦葉直下二十八代菩提達磨尊者、親到少林、面壁九年、撥草瞻風、
    附随、震旦之伝、肇于之也、
    六代曹谿青原南嶽
    師勝資強、嫡嫡相嗣、正法眼蔵不昧本来、
    祖祖開明之者三百箇則、今之有也、
    代以得人、古之美也

     正しい仏法とは、偉大なる師である釈迦牟尼世尊が既に採り上げておられるが、採り上げ尽くされたのだろうか、まだだろうか。直に、(釈尊から)2180年あまりが経つ、直弟子や孫弟子、釈尊に近き者も遠き者も、幾万となく、前後に数は知れない。諸君よ、この(釈尊の教えが)正しく伝えられてきた由来を明らかにしたいと思うか。
     むかし、霊山にいる百万の大衆を前に、世尊は花をつまんで瞬目された、迦葉は顔を崩し微笑まれた。そのときに、世尊は(大衆に)明らかにして云った「吾に『正法眼蔵涅槃妙心』がある。摩訶大迦葉に附属する」と。
    迦葉から直接に二十八代下って菩提達磨尊者は、自ら少林に到って、面壁九年して、草をはらい、風を見ることで、(慧可に)附属して中国に「正法眼蔵」が初めて伝わったのである。
    六代の曹谿慧能青原(行思)南嶽(懐譲)を得た。師が勝れ、弟子も強く、正しく相嗣いで、正法眼蔵は、本来の姿をくらますことがなかった。
    (中国の)祖師方が明らかにした、三百則の公案は、今のこれである。代々人を得ることをもって、古の見事なものである。

     註 : 「震旦」は,「秦国」を指す梵語「チーナスターナ」の音を漢字に写したもの。


 
辨道話 
75巻本
1現成公案
2摩訶般若波羅蜜
3佛性
4身心學道
5即心是佛
6行佛威儀
7一顆明珠
8心不可得
9古佛心
10大悟
11坐禪儀
12坐禪箴
13海印三昧
14空華
15光明
16行持 上
 行持 下
17恁麼
18觀音
19古鏡
20有時
21授記
22全機
23都機
24畫餠
25谿聲山色
26佛向上事
27夢中説夢
28禮拜得髓
29山水經
30看經
31諸惡莫作
32傳衣
33道得
34佛教
35神通
36阿羅漢
37春秋
38葛藤
39嗣書
40栢樹子
41三界唯心
42説心説性
43諸法實相
44佛道
45密語
46無情説法
47佛經
48法性
49陀羅尼
50洗面
51面授
52佛祖
53梅花
54洗淨
55十方
56見佛
57遍參
58眼睛
59家常
60三十七品菩提分法
61龍吟
62祖師西來意
63發菩提心
64優曇華
65如來全身
66三昧王三昧
67轉法輪
68大修行
69自證三昧
70虚空
71鉢盂
72安居
73他心通
74王索仙陀婆
75出家
12巻本
1出家功徳
2受戒
3袈裟功徳
4發菩提心
5供養諸佛
6歸依佛法僧寶
7深信因果
8三時業
9四馬
10四禪比丘
11一百八法明門
12八大人覺
別巻
1四攝法
2法華轉法華
3唯佛與佛
4生死
5道心
その他
1心不可得
2重雲堂式
3示庫院文