Up 宗教「国学」 作成: 2018-09-21
更新: 2018-09-25


  • 「経」「聖書」は,つぎを内容とする:
      1. 神の(さま)を自分が見てきたかのように語る者のことば
      2. <師>── a をひとに教える者──のことば
      3. <弟子>── b をひとに教える者──のことば
    国学は,国学四大人が<師>の位置につく宗教になる。
    この宗教の<神の様を自分が見てきたかのように語る者>は稗田阿礼であり,稗田阿礼のことばを太安万侶が『古事記』に編集し,『古事記』が「聖書」になる。
     「 一體(まこと)の道と云うものは。事實の上に具って有るものでござる。‥‥
    事實を記してある。其書物花にじゃと云ふに。古事記(ふることぶみ)が第一でござる。‥‥
    この御記に。天地を御始め遊はしたる神々の御事實を始め。其餘の事實に。盡く萬の始め。道の趣は具って有るでござる。」
              (平田篤胤『古道大意(上)』)
    そして,「経」に相当するのが,国学四大人の著作というわけである。

  • 「古道・古学」
     「 此方の學風を古學と云ひ。 學ぶ道を吉道と申す故は。古へ儒佛の道。いまだ御國へ渡り来らざる以前の。純粋なる古への(こころ)と。古への(ことば)とを以て。天地の初めよりの事實を。すなほに説考へ。その事實の上に。(まこと)の道の具ってある事を。明らむる學問である故に。古道學と申すでござる。」
     「 歌を詠むも。古の言を解くも。皆神代の道を知べき便」
              (平田篤胤『古道大意(上)』)

  • 「復古神道」

  • 廃仏毀釈