Up グローバリズム 作成: 2009-03-18
更新: 2009-03-18


    「行財政改革」の一つの柱に,グローバリズムがあった。 「これからの時代を生き残る組織の形は,グローバル化だ」というわけである。

    国立大学の「法人化」は,「行財政改革」の一環として始められ,したがってグローバリズムを掲げるものになった。
    アクションプランは,「法人化プラン」として作成される。 したがって,その中でグローバリズムを唱えることになる。

    「グローバリズム」の意味は,「アメリカン・スタンダード・イズム」である。 「アメリカのスタンダードに合わせる」ということである。
    実際,「法人化」の国立大学の中期計画・中期目標には,見慣れない・聞き慣れないカタカナ・アルファベットの語がいろいろ入ってきた。 これは,文明開化よろしく,アメリカの大学にあるものをせっせと集めてきた結果である。

    そこで,アクションプランでグローバリズムを宣言するということは,
    「アメリカのスタンダードに合わせる」方向に,自大学の将来はある。
    と宣言することである。
    座右のアクションプランには,「大学院の9月入学を実現する」という具体的な記述もある。