Up | リストラではなく,淡々をやる | 作成: 2010-09-11 更新: 2010-09-12 |
緊縮財政状況は、系が安定相を構築しているプロセスである。 このプロセスに抗うことは、背理である。 緊縮財政状況は、起死回生策をひねり出し博打をする場面ではなく、淡々としている場面である。 人間の数を半分にしたらこれまでの生活水準を維持できるというので半分をリストラする場面ではなく、全体が慎ましくする場面である。 いまの組織を保っていれば、雨のち晴れで、組織は活性化のステージに移行する。 いまの組織をリストラで壊せば、雨のち晴れになっても、再び活性化するはずの組織はもう存在しない。 自分は座して死を待つ者ではないと言って優位を示そうとする者は、馬鹿をやる。 「座して死を待つ」が、死なない形である。
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