Up 解答には<解答の作法>の知識が要る 作成: 2008-07-17
更新: 2008-07-17


    試験を行う者が陥る罠がある。
    それは,「授業内容を理解していれば,解答できる」という思い込みである。

    実際には,受験者は問題にどんなふうに答えてよいかわからないでいる。

    受験者が解答できるためには,解答の作法を知識としてもっている必要がある。
    しかし,試験を行う方は,自分がつくってしまっている<解答の作法>には,たいてい無意識・無自覚でいる。


    こういうわけで,学生には,解答の作法を明示的に教えていかねばならない。 これは,
    • 普段の授業の中での小テスト
    • 過去問題を,解答例・評価の要点とともに,知らせる
    といった形で,行うことになる。