カンニングは,基本的に,「合格点をとるためには,カンニングするしか方法がない」者がやる。
そして,「合格点をとるためには,カンニングするしか方法がない」者とは,「全然準備ができていないまま当日試験場に出てくる」者のことである。
この逆は,成立しない。
すなわち,「全然準備ができていないまま当日試験場に出てくる」者が必ずカンニングするわけではない。
実際,つぎのような考え方をする者は,「全然準備ができていないまま当日試験場に出てくる」者になる:
- 試験を受ければ,どんな答案でも合格点をもらえる。
- 全然準備をしないでも合格できるような試験が,出される。
- 追試・レポート等の「救済」措置があって,最後には合格をもらえる。
「全然準備ができていないまま当日試験場に出てくる」学生には,つぎの2タイプがある:
- 怠学
- 試験に臨めるレベル (「わかる・できる」) にまで自分を高めることができなかった
そしてこれには,つぎの授業の2タイプが対応する:
- 放任型 (これは,怠学の放任になってしまう)
- 難解型
例えば,大学の専門数学の授業は,いまの学生にとってもむかしの学生にとっても,ずっと難解型である。
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