Up 「学長リーダシップ」を法で規定 作成: 2014-11-19
更新: 2014-11-19


    国立大学の法人化は,2003年に時の小泉内閣の「改革」政策の一環として法規定になったものである。
    今日,法の制定は有識者会議を経てやるのがスタイルになっているが,国立大学法人法の場合は「国立大学等の独立行政法人化に関する調査検討会議」であった。
    これは,最終報告として『新しい「国立大学法人」像について』を2002年に出す。
    そして,法制定が成ったというわけである。

    当時は,国立大学については,「護送船団方式」だとか「ぬるま湯」といったことばが,評価語として,マスコミ含め大いに使われた。
    ちなみに,その後の財政諮問会議では「大学の戦後レジームを今こそ根絶」のフレーズが出てくる。

    「大学の戦後レジームを今こそ根絶」は,どのように?
    ここに,「学長のリーダシップ」が立てられる。

    国立大学法人法は,「学長のリーダシップ」を規定する法である。