Up 大学生に対する子ども扱いのもとを同定:
大学のインテリジェンス劣化
作成: 2011-02-07
更新: 2011-02-11


    大学生の知力・知性を馬鹿にはできないと考えれば,大学生を子ども扱いするような授業は憚られる。
    大学生を子ども扱いするような科目を立てて憚らないのは,大学生の知力・知性を子ども並みに見なしているからである。

    大学が大学生の知力・知性を見くびるようになったのは,大学自身が知力・知性を劣化させていることによる。
    大学のこの知力・知性の劣化は,つぎがもとになっている:
    • 市場原理 (生き残り主義) → なりふりかまわず
    • コンプライアンス → アリバイづくり
    • 業績評価主義 → なりふりかまわず・アリバイづくり・粉飾

    組織・機関の末端から上は行政まで,すべての者がこの<なりふりかまわず・アリバイづくり・粉飾>のサンドイッチになっている。
    上から下へ「何とかせよ」(「形をつくって返せ」) が順送りされ,形をつくって返すための<なりふりかまわず・アリバイづくり・粉飾>が各層で取り組まれる。
    大学も,この通りである。