Up | 要 旨 | 作成: 2012-11-20 更新: 2012-11-20 |
しかし,「人権」問題の場合,法を至上に立てるのは,概してモンスターになる。 「人権」問題が複雑系であり,白黒のつかない問題になるのに対し,「合理的判断」というものを立て,白黒をつけようとする構えだからである。 「人権」問題が複雑系であり,白黒のつかない問題であることを見てとるものは,<良識>である。 法を持ち出すことは,<良識>を引っ込めることである。 法は,「功罪相半ば」で考えるものである。 法の「功罪」の「罪」は,「<良識>を失わせる」である。 「人権」問題では,法が人を振り回すものになる。 法に振り回されていく中で,<良識>がどんどん失われていく。 |