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「不祥事」抑止の効果をもつ科目
作成: 2011-02-07
更新: 2011-02-09
「人権・倫理」の科目開設に至る流れの契機は,学生の「犯罪」で退学処分に至るものである。 また,教職員の「不祥事」(「セクハラ・アカハラ」等) で解雇処分に至るものが時期的にこれと合わされば,流れは加速する。
いまの時代は,「不祥事」を起こした組織は,《組織は,2度とこういうことを起こさないための対策を,いっしょうけんめい進めている》の姿を社会に示さねばならない,というふう (風潮) になっている。 そこで,大学経営者は,対策していることを示すものとして,「人権・倫理」の科目開設を発想する。
「人権・倫理」の科目開設が,なぜ対策になるのか?
大学経営者のロジックは,つぎのようになる:
「人権・倫理」の授業は,学生に「
悪い行いをするな
」を言う。
「
悪い行いをするな
」を言われた学生は,悪い行いを抑制するようになる。
よって,学生からは不祥事が起こらない。
また,この科目開設の教員への反照的な効果として,教員の不祥事抑止の効果も大いに見込めるかも知れない。