Up | だれかとめてあげないと‥‥ | 作成: 2008-02-18 更新: 2008-02-18 |
真似には,時間差がでる。 そして,この道の素人である国立大学は,「この道を進め!」と言われたら,一心不乱にその道を進み,現在「この道を進め!」の潮流がどうなっているかに眼が向かない。 世の中が「この道を進め!」から撤退している中で,独り黙々とその道を進む。 現在,経済界は,成果主義の導入から撤退している。 「成果主義」が何であるかを,自らの失敗によって理解し始めている。 一方,国立大学はまだ,「成果主義の導入」「成果主義の導入で他から先行」を自組織の生命線 (「生き残りの条件」) と思い込む段階にいる:
成果主義は,「先ず<デコボコをつくる>ありき」:
成果主義とは,点数をとらせる試験問題をつくること (これだけのこと) である。 そして,試験によい点数をとる方法は「傾向と対策」。 成果主義のもとでは,「成果が点数になる仕事」が「仕事」の意味になるので,成果が点数にならない仕事がないがしろにされる。 これが,「成果主義は本業を壊す」の所以である。 「抜群教授」のネーミングはいまの東北大のインテリジェンスを想わせくれて愉しいが,それにしてもだれかとめてあげないと‥‥ この記事の別の応用法:「競争主義が横並びラインを押し上げる」 |