Up 「リーダシップ」の文化・哲学の含蓄 : 要旨 作成: 2009-05-09
更新: 2009-05-09


    「リーダシップ」の文化・哲学は,つぎのものを要素にしている:
    1. ロゴスの哲学
    2. <エリート・前衛>のイデオロギー
    3. 否定対象として「従来型」を立てる (「改革/革命」)

    「リーダー」は,「従来型」を改革しようとする。(C)
    正しい方向を示すのは,自分たちである。(B)
    「従来型」を特定し,改革の方向を定め,施策を立てるという一連の思考作業を,ことばのロジックで行う。(C)

    「改革」のアクションを向ける先は,複雑系である。
    ことばのロジックによる思考は,複雑系をとらえられない。
    「リーダー」は,複雑系である対象を,自分に合わせた単純な世界に解釈する:
      ○○を実現するためには,□□をすればよい。
    そして,□□を発動する。
    □□の行動は,複雑系のバランスを一挙に崩すものになる。
    こうして,「改革」はシステムの破壊になる。