自分のことをほんとう以上によく言うことは,うそ・まやかしである。
うそ・まやかしを集客のために使うのは,詐欺行為である。
しかし,生き残り競争主義・収益至上主義の社会では,この詐欺行為は「宣伝・広報」行為として容認/黙認される。
「法人化」の国立大学は,生き残り競争主義・収益至上主義を自分の進むべき道として信じるようになった。
そして,「宣伝・広報」に努めるようになった。
一般に,宣伝・広報にはつぎのようなタイプおよび効果がある:
- 自分がこうであればいいなと思うものを述べる
- 箱・フレームを示す
このとき大衆は,箱・フレームには内容があると思ってくれる。
- お祭り・プロジェクトを示す
このとき大衆は,この先に実質があると思ってくれる。
- 他機関との連携を示す
このとき大衆は,連携に実質的内容があると思ってくれる。
また,信用できるところだと思ってくれる。
- 高邁・意味不明でキャッチーなフレーズを使う
このとき大衆は,立派なところなんだと思ってくれる。
- 実績を延べ数で示す
このとき大衆は,延べ数を実質的な数に読んでくれる。
- 敷居を低くする・低価格にする・籤/おまけをつくる
- 顧客サービスを謳う
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