「共通のものの分担をどうするか」では,考え方は基本3通りである:
- 共通のものも,分野で2等分する
- 共通のものを,分野の教員数比で,分野に割り当てる
- 分野別と共通のものを合わせて,一人の担当数を同じにする
このとき,理科教員と数学教員の一人の担当数は,それぞれつぎのようになる:
- 理科: (a+b/2) ÷ s
数学: (a+b/2) ÷ m
- 理科: (a+b× s/(s+m) ) ÷ s
数学: (a+b× m/(s+m) ) ÷ m
- 理科・数学: (a×2+b) ÷ (s+m)
以上の内容は,本ケースでは,つぎのようになる:
| 理科 (教員数13) | 数学 (教員数 6) |
A1 | 1 | 1 |
A2 | 1 | 1 |
: | : | : |
A10 | 1 | 1 |
B1 | 1 |
: | : |
B12 | 1 |
そして,教員の一人の担当数が,上の3通りのそれぞれでつぎのようになる:
- 理科: 1.23 (1か2)
数学: 2.67 (2か3)
- 理科: 1.40 (1か2)
数学: 2.30 (2か3)
- 理科・数学: 1.68 (1か2)
容易に想像されるように,多数派の理科は,1 ないし 2 を提示してくる。
対して,数学は,3を提示することになる。
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