Up | 論点 :「ユーザー体験」 | 作成: 2007-09-04 更新: 2007-09-04 |
そしてこれは,「ユーザー体験 (user experience)」を論点化する。 問題は,こうである: 学生のウェブベース・シラバスにおける「ユーザー体験」は,つぎのようになる: 特に,学生において,「本のページをパラパラめくるように,シラバスのウェブページをブラウズする」という行為は,存在しない。 ウェブページは,本のページをパラパラめくるようには,ブラウズできない。 これは,本とウェブページのメディア特性の違いである。 そして,「候補一本化のために,科目のシラバスを参考にする」行為においては,「統一フォーム」はシラバスの要件にならない。 学生の関心は,科目の差別化にある。 教員は,これに応ずるように「シラバスのデザイン」を考えることになる。 教員が学生に見せたい/見せるべきものは,「統一フォームの制約の中の差別化」ではなく,自由な差別化である。 |