Up 授業を,自分のできることで埋めようとする 作成: 2009-12-06
更新: 2009-12-06


    教員は,授業時間を自分のできること (得意なこと) で埋めようとする。
    授業内容が学生にとって必要かどうかは,二の次にする。
    どうしてこうなるのか?

    さしあたり,つぎの3つの場合が考えられる:
    1. 学生にとって必要か?」の問いを,もたない/知らない。
    2. 学生の必要を考えたら,授業を組み立てられなくなる。
      (学生の必要がわからない。それがわかっていても,どんな授業にしたらよいかわからない。)
    3. 担当の授業の形をつくるだけで,目一杯。

    ここで 3 は,授業を苦手とする者の場合である。
    自分の授業に不安を持つ者は,授業時間の空白が恐怖になる。 そこで,それを埋めることに躍起になる。 「授業時間先ずありき」というわけである。

      授業に熟練した者は,「必要先ずありき」である。
      学生に必要なことの授業は,時間を要する。 よって,「必要があって,つぎに時間」である。