Up | 手続き論 | 作成: 2010-04-01 更新: 2010-04-01 |
翻って,この行動には,この異論に対する説明作業が最初から含まれている。 手続き論は,手続き主体論である。 すなわち,「手続きの主体はこれこれである」の論になる。 この手続き論に入っていくと,目的行動はたちまちに頓挫する。 なぜなら,「手続きの主体」が存在しないからである。 実際,手続き論になると,みな「どのような手続きで変えられるのか,わたしにはよく分かりません。」になるわけである。 「手続きの主体」の実体化は,組織幻想である。 しかし,組織とはこの種の幻想で成り立つものである。 よって,幻想の指摘で手続き論を抜けられるようになるわけではない。 ここから,目的行動をどうように進めるかという問題になる。 |