Up 「大学評価」と＜反-教科専門＞主義は哲学が同じ 作成: 2008-03-07
更新: 2008-03-07

    国立大学の「法人化」の立場は，「従来型国立大学の否定」。
    この構えは，＜否定すべき従来型＞を拾い出す作業へ進む。

    大学教育に対する従来型否定の形は，つぎのようになる：
      「大学の教育は，机上の論をやっていて，
      　役に立つことをやっていない      」

    これは，教員養成課程においては＜反-教科専門＞主義の立場になる：
      「学校の勉強は，生活に役立たない」
      「専門の勉強は，教職に役立たない」


    そこで「法人化」の教員養成課程再編では，＜反-教科専門＞が，「大学評価」と一体感を持てるところのものとなる。
    そして実際，「法人化」の国立大学の教員養成課程は，＜反-教科専門＞主義路線をとり，いまなおこれを進めている。