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等高線の走行を見る
気圧の谷の前面:天気は悪い。ここに位置する低気圧は発達する。
気圧の谷の後面:天気は良い。ここに位置する低気圧は消散する。
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等温線の走行を見る
「等温線の振幅」と「気圧の谷の等高線の振幅」が同じくらい:谷は停滞
「等温線の振幅」が「気圧の谷の等高線の振幅」より大きい:谷はゆっくり東進
「等温線の振幅」が「気圧の谷の等高線の振幅」より小さい:谷は停滞、むしろ西進することもある。
「等温線の振幅」と「気圧の谷の等高線の振幅」が逆位相:谷は速く東進
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3 |
風の解析
南西の風:天気は悪い。ここに位置する低気圧は発達する。
北西の風:天気は良い。ここに位置する低気圧は消散する。
台風の進む方向はこの高度の風の方向に対応する。
冬は500hPaの強風軸北側付近に寒帯ジェットが位置する。
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4 |
地上の高気圧・低気圧との対応の確認
地上天気図にある気圧部が、500hPaでも存在している:背の高い気圧部(温暖高気圧、寒冷低気圧)
地上天気図にある気圧部が、500hPaでなくなっている:背の低い気圧部(寒冷高気圧、温暖低気圧)
背の低い気圧部は、500hPaの風の半分の速度で、等高線に平行に進む。
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5 |
夏の太平洋高気圧の判定
おおむねこの高度の5880m等高線が、夏の太平洋高気圧に対応する。
台風はこの太平洋高気圧の淵に沿って移動することが多い。
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冬の雪の判定
この高度で、概ね-30℃以下だと降雪が見られ、-35℃程度以下だと大雪が見られるようになる。
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7 |
ジェット軸の把握
・-25度の等温線が寒帯ジェットの気流を示すことが多い
・夏の5820hPaの等高線が亜熱帯ジェット気流を示すことが多い
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