Up 気象学は「偏西風」を間違う 作成: 2023-09-11
更新: 2024-05-20


    気象学は,独自存在として「偏西風」を立てる。

    実際は,「偏西風」は北半球高緯度圏鉛直対流渦束の(へり)の風現象である。
    回転方向が互いに逆である上昇気流と下降気流の渦束が主で,「偏西風」は従である:

    緑の線で示した空気の動きは,上昇渦流と下降渦流の縁の空気の流れを,垂直方向に投影したものである。
    一巡する空気の帯に見えるが,そうではない。

    しかし気象学は,これを「一巡する空気の帯」にしてしまう。
    「偏西風」の名をつけて,独自存在にする。
    気象学は,主である渦流束を見ないばかりでなく,従の「偏西風」に対し「一巡する空気の帯」のデマゴギーをつくるのである。


    「偏西風」は,気象観測技術が今と比べて貧弱で,鉛直対流渦束を捉えられなかった時代の産物である。
    しかし気象学において,「偏西風」はずっと絶対である。