衛星リモートセンシングでは地球(地表や雲)から射出され大気の影響を受けた放射を用いて、多種多様な観測が行われている。
イメージャやサウンダは地球からの電磁波を観測する。
- イメージャ
高水平分解能で水平的なデータを得ることができる。
輝度温度だけではなく、例えば雲パターンを追跡することで大気中の風も推定できる。
- サウンダ
イメージャと比べて水平分解能は低いが、複数周波数を利用することで鉛直的な情報を得ることができる。
- マイクロ波散乱計
複数の角度からマイクロ波を発射し、その後方散乱を観測することで海上風等を観測する。
- GNSS掩蔽観測
GNSS衛星からの電波を低軌道衛星で受信することによって、気温や水蒸気の鉛直分布に関する情報を全球的に得ることができる。
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