Up | フィールドについて | 作成: 2016-09-16 更新: 2016-09-16 |
雑草の勉強を目論む。 『北海道の雑草』として本サイトを開始。 しかし,自分にとって可能な守備領域ということで,結局,フィールドを自宅──屏の内側と外縁1m以内──に限定することにした。 『庭の雑草』へ方向転換というわけである。 庭は,「雑草に開放」状態にしている。 そしてこのなかで,前の居住者の植えた園芸品種が,雑草に混じってせっせと出てくる。 違法ケシなども出てきて,これは駆除しなければならないが,せっかくなので画像に残しつつ駆除するというオマケもあったりする。 本サイトの「雑草」の中に園芸品種が多く出てくるのは,これが理由である。 園芸品種は,もともと雑草と区別するものではない。 実際,見栄えのする雑草は,だいたいがもとは園芸品種である。 特に,わざわざ外地から移入したものだったりする。 いまの園芸品種も,すぐに「雑草」に降格する。 ということで,前の居住者の植えた園芸品種であっても,勝手に生えてくるものは,本サイトは「雑草」として一様に扱うわけである。 日本の文化は,古くから園芸好きである。 一方,園芸品種は,人の飽きっぽい性格から,つぎつぎと捨てられる。 そして果てに,「ブルーリスト」に載ったりする。 これの代表格が,「セイタカアワダチソウ」というわけである。 事情は,ペット動物の野生化とまったく同じ。 ──動物で「セイタカアワダチソウ」に対応するのは,「アライグマ」といった感じか。 在来種をおびやかす外来種は,業者が移入したものである。 山野の希少種の乱獲は,業者によるものである。 そして,彼らの生業を成り立たせているものが,「罪の無い大衆」の園芸好き・ペット好き,新しいもの好き,というわけである。 こうして,「○○危惧種」のテーマにおいても,「生態系の破壊」は「是非も無し」と達観するものになる。 もともと,商品経済にモラルは無い。 「エコロジー」も,商品経済では「経済効果」の意義に取り込まれる。 ──「お花畑ハイキング」は,しっかり商品経済行動である。 |