- 法力/霊能力
- 陀羅尼
- 祈願,招福,除災の呪句
- 大金剛輪陀羅尼
- 「むずかしい漢字をあてて音写しています。かえって意味がわからないほうがよいのです。そのほうが、おごそかなありがた味が感じられるからです。」
(中村元『密教経典・他』, p.46
- 「‥‥真言が、観念をこらすヨーガの観行に応用される場合に、それを「陀羅尼」とよびます。しかし後には、この真言と
陀羅尼という二つの名称は、区別なく用いられるようになりました。」
(中村元『密教経典・他』, p.79)
- 印
- 「密教になると、仏像も変わってきました。
いろいろな形が出て、ことに仏像の手の指の形が特別の意味を示すようになりました。
これを、「印を結ぶ」という場合の「印」、あるいは「印契」といいます。
日本にも、いろいろな印がまとめて伝えられていますが、これは真言密教が新たに発明したものではなく、すでにインドの踊りにおいて、いろいろな指の形を示すということが行われていて、それをとり入れたのだろうと推定されています。インドの踊りというのは、寺院で神さまに捧げるもので、今日なおデーヴァダーシーという踊り子がいて、いろいろな形の踊りを示して踊りを神さまに奉納しています。」
(中村元『密教経典・他』, p.72)
- 加持祈禱,儀礼
- 三密加持
- 集団/体制護持,雨乞い,治病・延命,招福
- 護摩 (ホーマ),供養 (ブージャー)
- 「遠くヴェーダの宗教に由来」(中村元『密教経典・他』, p.82)
- 息災護摩,増益護摩
- 結界
- 密教法具
- 金剛杵──独鈷杵,三鈷杵,五鈷杵
- 金剛鈴
- 羯磨,輪宝
- 参考Webサイト
- 参考文献
- 中村元[著]『密教経典・他』(現代語訳大乗仏典 6), 東京書籍, 2004.
- 頼富本宏[編著], 今井浄円[著], 那須真裕美[著]『図解雑学 密教』, ナツメ社, 2005.
|