Up 米投機 作成: 2024-09-13
更新: 2024-09-13


    明治政府は,地租改正と併せて,米の売買を自由にした。

    米の生産量は,天候に左右されて,大きく高下する。
    一方,米は主食であり,必需品である。
    するとどうなるか?
    米は,投機の対象になる。
    不作の年の先物買い・買い占めは,売り惜しみをやって大儲けができるからである。
    こうして米市場は,相場師が蹂躙するところとなる。

    米不足に乗じた売り惜しみが横行するとどうなるか?
    庶民がこれに怒ることになる。
    そして,1918年米騒動となる。

    ここに,米自由化は廃止に向かう。
    即ち,米統制へ移っていく。