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数学科教育法II (高校数学)
作成: 2002-01-21
更新: 2002-04-29
この授業は,学生に
高校数学の主題の探求
授業教材の作成
模擬授業 (授業パフォーマンスの訓練)
を課す。学生にとっては,実践的,探求的,問題解決的な学習になる。
このタイプの活動を可能にする数学探求ツールとして Mathematica を導入する。
学生は,授業の最初の1か月で Mathematica の基本をマスターすることが課される。短期間で効果的に実践的力がつくよう,「線形代数ないし微積の学習での Matehmatica の活用」をテーマにした書籍を,実習書として使わせる。
Matehmatica の基本をマスターした後,学生には,Mathehmatica を使って線形代数ないし微積の基本主題を探求し,授業教材 を作成することが課される。(Mathehmatica は,数学の授業コンテンツ作成ツールとしても,最高のものだ!)
この授業を通じて学生にもたらされるものは,
「数学科教育法I 」
および
「数学教育 (数学情報デザイン)」
で述べたものと同じ。実際,数学科教育法II については,《「数学科教育法I」および「数学教育」での能力陶冶をさらに強化して進めるもの》と位置づけている。
ただし,従来型教員養成大学のカリキュラムでは学生に高校数学を教育するに見合う数学的専門性をつけることに無理があること,そして昨今問題になっている「学生の数学の学力低下」もあって,本授業の履修は学生にとってひじょうにハードルの高いものになっている。