朕惟うに,
我が皇祖皇宗
國を肇むること宏遠に
徳を樹つること深厚なり。
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ちん おもうに,
わがこうそこうそう
くにをはじむること こうえんに
とくをたつること しんこうなり
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我が臣民,
克く忠に 克く孝に,
億兆心を一にして 世々厥の美を濟せるは
此れ我が國體の精華にして
教育の淵源亦實に此に存す。
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わがしんみん
よくちゅうに よくこうに
おくちょうこころをいつにして よよそのびをなせるは
これわがこくたいのせいかにして
きょういくのえんげんまたじつにここにそんす
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爾臣民,
父母に孝に 兄弟に友に
夫婦相和し,朋友相信じ,
恭儉己れを持し,博愛衆に及ぼし,
學を修め業を習い
以て智能を啓發し,徳器を成就し,
進で公益を廣め,世務を開き,
常に國憲を重じ,國法に遵い,
一旦緩急あれば義勇公に奉じ
以て天壤無窮の皇運を扶翼すべし。
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なんじしんみん,
ふぼにこうに けいていにゆうに
ふうふあいわし,ほうゆうあいしんじ,
きょうけんおのれをじし,はくあいしゅうにおよぼし,
がくをおさめぎょうをならい
もってちのうをけいはつし とっきをじょうじゅし
すすんでこうえきをひろめ,せいむをひらき,
つねにこっけんをおもんじ,こくほうにしたがい,
いったんかんきゅうあれば ぎゆうこうにほうじ
もっててんじょうむきゅうのこううんをふよくすべし
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是の如きは,
獨り朕が忠良の臣民たるのみならず
又以て爾祖先の遺風を顯彰するに足らん。
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かくのごときは,
ひとり ちんがちゅうりょうのしんみんたるのみならず
またもって なんじそせんのいふうをけんしょうするにたらん
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斯の道は,
實に我が皇祖皇宗の遺訓にして
子孫臣民の倶に遵守すべき所,
之を古今に通じて謬らず
之を中外に施して悖らず。
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このみちは,
じつに わがこうそこうそうの いくんにして
しそんしんみんの ともに じゅんしゅすべきところ
これをここんにつうじて あやまらず
これをちゅうがいにほどこして もとらず
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朕 爾臣民と倶に拳々服膺して
咸其徳を一にせんことを庶幾う。
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ちん なんじしんみんとともに けんけんふくようして
みなそのとくをいつにせんことをこひねがう
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