Up | 「統計の嘘」──情報操作で洗脳 | 作成: 2020-08-11 更新: 2020-08-15 |
感染者は潜在している。 ウィルス陽性検査を拡大すると,感染者発見数が増える。 濃厚接触者に的を絞れば,検査数に対する感染者発見数の割合が高まる。 こうして,世界の「感染者発見数」は増加し,かつペースが速まることになる。 NHK はこのことを,わざと「感染者増加」(「感染拡大」) と言い直す。 NHK がこのような情報操作をするのは,「目的は手段を正当化する」を立てるイデオロギーについているからである。 NHK は,ひとを洗脳しようとかかる。 NHK の
「亡くなった人は73万3897人に上っています」 そのために,これらの数をひとり歩きさせる。 他と相対させると,怖くない数になるからである。 「世界の感染者が累計で2000万人を超えました」には,例えば
患者数で「1000万人を超える」ということは,感染者はこれよりずっと多いということである。 「亡くなった人は73万3897人に上っています」には,
それはおよそ1億人である:
年間死亡数を,年間出生数と同じとする。 年齢構成を考えれば,全人口は0歳人口の 50から100倍くらいか。 計算しやすいよう77倍とする。 このとき「77人に1人死ぬ」となり,そしてこの死亡率だと年間1億人が死んでいることになる。 主要国だと,これは「感染症及び寄生虫疾患に因る死亡」と同程度であり,「自傷・自殺」より少ない。(JPSS「人口統計資料集(2019)」) ひとは,「感染者増加のペース速まる」を聞くと「死亡者増加のペース速まる」と受け取る。 NHK はこれを狙っている。 NHK に騙されないためには,自分で素データを調べなければならない。 素データはつぎのようになっている: 感染者数増加が加速すれば死亡者増加も加速しなければならない。 しかし,死亡者増加のペースは,ほぼ一定である。 「感染拡大」は嘘である。 実際,このグラフには肝心な要素が抜けている。 「陽性検査数」の上昇曲線である。 しかし,「陽性検査数」のデータは国際調査レベルでは無いようであり,素データ調べはここまでとなる。 NHK は,このグラフからひとが怖がる箇所を取り出す。 それが,「陽性検査をして感染がわかった者の数」曲線のみを──且つこれを「感染者数」と言い直して──伝えることなのである。 NHK がやっているこのことを,一般に「統計の嘘」と謂う。 「統計の嘘」は,確信犯的に行われるものである。 この「確信犯」は2タイプがある──利権とイデオロギーである。 NHK のやり方は WHO を真似たものだが,WHO の「確信犯的」は利権タイプである。 対して NHK の場合は,イデオロギーということになる。 |