Up WHO禍 : 要旨 作成: 2020-08-13
更新: 2020-08-13


      読売新聞, 2020-08-13
    WHO「100年に1度の危機」
     新型コロナウイルスについて、世界保健機関 (WHO) のテドロス・アダノム事務局長は「100年に1度の公衆衛生上の危機だ」との表現で、1918年に発生したスペイン風邪に次ぐ世界的脅威になっているとの見方を示し、国を挙げた対策を求めている。
     日本や欧州など新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込んでいた国々でも夏場に入り、感染者数の増加が報告されている。 WHOで緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は10日のオンライン記者会見で「ウイルスには、今のところ季節性は見られない」とした上で、「対策を緩めれば感染が再び増えるのははっきりしている」と強調した。 WHOが求めるのは、迅速な検査や感染者の隔離、接触者の追跡などの封じ込め策に加え、人々の密集回避やマスク着用など地道な予防策の徹底だ。 テドロス氏は10日の記者会見で「感染が拡大しても、政府と社会の一体的な取り組みで感染を制御できる」と指摘した。
     アフリカでは6日に大陸全体で感染者が100万人を突破し、新たな感染の中心地になるとの懸念が強まっている。 医療体制が脆弱な貧困国が大半で、感染がさらに広がれば、世界の他地域以上に事態が深刻化する恐れがある。
     新型コロナのワクチン開発は世界各地で進み、米国や英国、中国などでは最終段階の臨床試験を実施中だ。 WHOも一部の開発を支援し、来年末までに貧困国を中心に20億回分のワクチン分配を目指している。 テドロス氏は10日、WHOのワクチン開発に「1000億が (約10兆6000億円) 以上が必要」と述べ各国にさらなる資金支援を求めた。


    日本のマスコミは,反権力を立場にしているつもりでいても,底無しの権威主義である。
    権威と定めたものにとことん追従し,自縄自縛の深みにはまってていく。

    このマスコミが「新型コロナ」で権威のてっぺんに位置づけているのが,WHO である。
    読売新聞の「提言」なんぞは,無批判に WHO に追従したものである。


    WHO は,指導を求める先ではない。
    WHO は,インテリジェンスの集まったところではない。
    WHO に見るべきは,これの利権体質である。

    WHO の「100年に1度の危機」のメッセージは,実際のところ,アメリカに向けられている。
    トランプは,5月30日に WHO との関係打ち切り表明し,7月8日に WHO脱退を国連に正式通告した。
    アメリカ国は,WHO の最大出資者である。
    WHO は,アメリカ国からの出資を失うわけにはいかない。
    WHO脱退の手続きには最短で1年かかる。
    そして民主党大統領候補のバイデンは,WHO への再加盟を主張している。
    WHO は,なんとしてもバイデンに勝ってもらわねばならない。
    そこで,「100年に1度の危機」キャンペーンとなるわけである。

    そして,「薬・ワクチン」。
    風邪 (インフルエンザおよびコロナ) の「薬・ワクチン」は,騙しである。 この騙しが,巨大利権を形成している。
    WHO はこの巨大利権の広告塔になっている。
    「ワクチン開発に 1000億ドル以上が必要,各国はさらなる資金資金を!」というわけである。


    日本のマスコミは,この WHO にまったく無批判である。
    「100年に1度の危機」「政府と社会の一体的な取り組みで感染を制御できる」をそっくり信じ,キャンペーンする。
    ただの風邪も,マスコミにかかれば「100年に1度の危機」に昇格する。
    風邪感染が「政府と社会が一体的な取り組みによって制御するもの」になる。

    ひとはマスコミのキャンペーンに騙される。
    できるはずのない<風邪感染を取り締まる>に,自分の生活・生業を傾ける。
    こうして,自分で自分の生活・生業を壊していく。

    「馬鹿な戦争」は,自分がやっている分にはわからない。
    「馬鹿な戦争」のしくみは,<みなが騙される>である。
    「馬鹿な戦争」が自分のやっている分にはわからないのは,この中で自分は騙されている者だからである。


    日本は,WHO が振る旗に熱中する。
    足下を見ず,旗の後をついて走る。
    そして,崖から転落する。
    世話ねえや」というわけである。