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「速度」の問題解決

作成: 2222-22-22 更新: 2013-07-17

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つぎは，ウソです： 「速さ×時間＝距離，距離÷時間＝速さ，距離÷速さ＝時間」 実際, 「×，÷」は，数に対して定義されます。 (そもそも，速さ，時間，距離の間の「×，÷」など，考えようがありません。) しかし学校数学では，これを教えています。( 学校現場での「速さの問題解決」の指導)

速度 (速さ) の計算問題は，「時間と距離の間の比例関係 (比例関数)」としての速度の計算問題です。 したがって，速度の計算問題を解くことのうちには，速度を「時間と距離の間の比例関係」としてきちんと理解できていることが含まれます。 速度の問題を論理的にきちんと解くことのできる人は，教員でも，きわめて少数でしょう。 以下の「速さの問題」の例で，解き方（推論の仕方）を理解して下さい： 問題「毎秒 3/2 m では，4/5 秒たつと何ｍ？」に対し， 　式「3/2 × 4/5」を立てる理由 問題「毎秒 3/2 m では，何秒たつと 4/5 ｍ？」に対し， 　式「4/5 ÷ 3/2」を立てる理由 問題「毎秒何 m なら，3/2 秒たつと 4/5 ｍ？」に対し， 　式「4/5 ÷ 3/2」を立てる理由 問題「時速40km は，秒速何ｍ？」に対し， 　式「(1000 × 40) ÷ 3600」 を立てる理由 つぎは，さらに単位の換算を加えた問題です： 「時速40km は，秒速何ｍ？」 「時速40km は，100ｍを何秒？」 そしてつぎが，＜比例関係＋単位換算＞の最終問題です： ２秒で３ｍの速さだったら，４分で何kｍ？ ２秒で３ｍの速さだったら，何分で５kｍ？ ２秒で何ｍの速さだったら，４分で５kｍ？ 何秒で３ｍの速さだったら，４分で５kｍ？