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経済主義批判
作成: 2010-10-05
更新: 2010-10-05
「
なぜ学校数学か?
」の論法の主流は,経済主義の出口論である。 こうなってしまうのは,欧米,特にアメリカ発の出口論を受け取っているからである。 そして,アメリカ発の出口論をそのまま受け取ってしまうのは,アメリカという国の特殊性に考えが及ばないからである。
アメリカはサクセスストーリーに惹かれた者が行く国であり,アメリカはこのような者たちをテナントにするビルである。 そこで,自ずと市場原理主義・グローバリズムがこの国の文化になる。
アメリカ発の出口論が主流になるのは,市場原理主義・グローバリズムの時代に活躍し生き残るというフレーズが,なによりわかりやすいからである。 わかりやすいものを,ひとは普遍的と受け取る。