- 2次関数 f : x ax2 + bx + c は,
f(x) - t = a (x - s)2
のように変形できます。このことは,f のグラフFが,関数 g : x ax2 のグラフGと同形であることを示しています。実際,Gを x 軸方向に s 移動し,y 軸方向に t 移動すると F に重なることになります。
- G の形は,「放物線」と呼ばれている形です。そして,a によってつぎのように形が決定されます:
- a の絶対値が大きいほど開きが大きい
- a が正数なら上開き,負数なら下開き
- G と原点の位置関係は,「放物線とその頂点」と表現されます。
G と y 軸の位置関係は,「放物線とその対称軸」と表現されます。
- f の a, s, t は,グラフ F に関するつぎの情報を与えています:
- a は,F (放物線) の開き具合
- (s, t) は,Fの頂点の座標(特に,t は,F の対称軸の x 座標)