Up 「自由研究『土壌ダニの観察』」指南 作成: 2024-08-11
更新: 2024-08-14


  • 標題 :「土壌ダニの観察」
     註: 「土壌微小動物」だと広くなって無理なので,「土壌ダニ」にとどめる。
    ニの他に観察できたダ土壌微小動物は,「土壌ダニと一緒に採取された微小動物」の章節(後述) に入れる。


  • 構成
     以下,フル・コンテンツの構成を示す。
     個人の許容度に応じて,内容を調整すべし。

    1. はじめに

    2. 「土壌ダニとは」
       註: 読者は,土壌ダニとは何かを知らない。
      ──それ以前に,ダニとは何かを知らない。
      そこで,土壌ダニとはどういうものかの論述から開始することになる。
      実際,これをするだけでも,「自由研究」としては十分なレベルになる。

      • ダニ類
        • 生物系統の中の,ダニ類の位置
            動物界 | 節足動物門 | 鋏角亜門 | クモ綱 | ダニ目
        • ダニの現在の分類
        • ダニの体
            大きさ,体の構造
      • 土壌ダニ
        • 生活圏,生態,食性等
        • 主な土壌ダニ種

    3. 土壌ダニの採集

    4. 土壌ダニの観察 (可視化)
      • 採集容器の中の液を,シャーレに移す
      • 実体顕微鏡 (Crenova USBデジタル顕微鏡)
        • コンピュータディスプレイに画像を表示するようにセット
          • ソフトウェア:MicroCapture Pro
        • シャーレの中の微小生物をさがす
            ひじょうに小さい微小動物は,動きが発見の手掛かりになる。
            よって,動きを手掛かりにしたいときは,採集液にはアルコールを用いないことになる。
      • 光学顕微鏡 (SWIFT 三眼生物顕微鏡)
        • コンピュータディスプレイに画像を表示するようにセット
          • デジタルカメラ:Swiftcam SC503-CK
          • ソフトウェア:Swift Imaging 3.0_Mac
          • 出力画像サイズ:2560 pixel x 1922 pixel
        • スポイトで,ダニをスライドガラスに移す
        • 対物レンズ倍率:4 → 10 → 40 → 100
           註: ダニの場合は,厚みがある。そのうえ,水に浸っている。
          よって 40倍は,レンズと対象物がすれすれの近さになり,操作が難しい。
        • コンピュータディスプレイに表示した画像を,撮影
           註: ダニは厚みがあるので,焦点は部分的にしか合わない
          焦点を変えて,画像を複数枚撮る

    5. 撮影画像の編集 (フォトレタッチ)
      • トリミング
      • 同一対象に対し,焦点を変えて複数撮影している。
        コピースタンプツールを使って,この複数の画像の中から写りのよい部分を抽出し,1枚の画像にまとめる
      • 明度・コントラスト処理
      • 回転,トリミング
      • 予め作成していたスケール画像から,スケールをコピー&ペースト
       註: スケール画像は,0.5 mm 目盛りのスケールを光学顕微鏡の 4倍, 10倍それぞれで撮影して,作製する。

    6. 採取した土壌ダニ
      • 画像化
      • 種の同定は,高精細な可視化が必要。
        これ は無理なので,「○○類」の捉えを努力目標にする。
      • 撮影画像から体の構造を読み取り,図にする

    7. 土壌ダニと一緒に採取された土壌微小動物
      • ジムカデ
      • センチュウ
      • クマムシ
      • 原生動物 (動物的生態の単細胞生物)
        等々

    8. 考察・おわりに

    9. 参考文献・参考Webサイト



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