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プロダクト・アウトの3つのオプション
「ガイド」(「小学数学教師用ガイド」) は,パブリッシュされてはじめて「ガイド」になります。パブリッシュされない「ガイド」は,作業報告に過ぎません。
「ガイド」のパブリッシュの可能性を問題にするとき,印刷物(「ガイドブック」)の不利は明らかです。コストと流通の障壁があまりに高すぎます。
パブリッシュはエジプト側の問題(ドメスティック・アフェア)ですが,印刷物(「ガイドブック」)以外のオプションを示しておくことも「技術供与」の一環と考えて,ホームページと CD-ROM を提案しておきました。
印刷物,ホームページ, CD-ROM の3者でパブリッシュの可能性をはかってみるとき,図式的にはつぎのような感じになります:
ホームページ
CD-ROM
印刷物
パブリッシュ/流通のコスト
(なし(0) - 高(100))
0.001
1
100
更新(改版)
(容易(0) - 困難(100))
0.0001
1
(改版)
100
(改版)
ユーザにおける要件
(なし(0) - 多(100))
100
(インターネット
とコンピュータ)
10
(CD ドライブ付き
コンピュータ)
0
教師に届く可能性
(%)
コンピュータと
インターネット
の普及に依存
?
0
「ガイド」CD-ROM の内容は,「ガイド」ホームページの内容の直接のコピーです。
一方,「ガイドブック」の内容は,「ガイド」ホームページの内容と同じにはできません。ホームページはハイパーテクストです。この構造を,「ガイドブック」(基本的にシーケンシャル構造)に写すことはできません。
ホームページ/CD-ROM 形態の「ガイド」と「ガイドブック」を比較したとき,前者は特に以下の点において有利です:
コンテンツの量がコストにはね返って来ない。
マルチメディアが使える。
インタラクティビティの実現。
ハイパーテクストの構造を利用して,習熟度別コースを設計できる。