Up de-Bayering ──失敗 作成: 2025-02-13
更新: 2025-02-15


    割り箸の先を鉛筆削りで削り,これを Bayer フィルタを削り取る道具にする。
    傷をつけないよう,先をエチルアルコールで湿らせながら作業。

    対象が小さいので,ヘッド・ルーペを使ってやるもんだと決めてかかって,作業に入る。
    これが失敗だった。

    ヘッド・ルーペは,焦点を合わせるのがひどく大変。
    そして,ルーペを当てていない目の像がじゃまになる。
    感覚でゴシゴシやってしまうことになって,周りの配線を壊してしまった。
    これでカメラはお釈迦に。

作業前:



作業後
Bayer フィルタを削り取っているつもりで,配線も削ってしまっていた:


染みのように見えるのは,アルコールがイメージセンサー薄膜の裏側に浸入した形跡か?



作業失敗後,イメージセンサーのモジュールを基盤から外してみる:







このように小さいので,加工作業は容易でない:
(イメージセンサーの下のささくれのような痕は,   
RP-VC1 の台座から剥がし取った時についたもの。) :