de-Bayering は,ひじょうに繊細な作業になる:
レンズ部を取り除いて,イメージセンサー (中央の長方形) を現したところ:
最小目盛が 0.5 mm

de-Bayering は,難関である。
そして,イメージセンサーを囲む配線を壊してしまうという失敗が伴う。
配線を舐めてはいけない。
その配線は,触れると壊れてしまう。
配線を壊すと,それでカメラはお釈迦である。
配線に触れて壊してしまうのは,つぎの2つの場合:
- レンズ部は,カッターの刃先を使って,剥がして外す。
このとき,刃先が入り過ぎて,配線を壊してしまう。
- Bayerフィルタを擦り取る作業で,配線に触れてしまう。
そしてわたしの場合,視力も障害になる──両眼の焦点が合わない・像がノイズだらけで一部が歪む。,
というわけで,Bayerフィルタを擦り取る作業は,イメージセンサーの中央から縁に向かって徐々に進め,縁近くは触らないで済ますことにする。
de-Bayering は,方法がいまのところまだ確立していない。
竹の割り箸の先を尖らせて,これで Bayerフィルタを擦り取ることを試してきたが,直接擦ると傷がつくようである。
消毒用エチルアルコールに先を浸しながらすると,傷はつかず,そしてフィルタも除けるようである。
こうなるのは,Bayerフィルタの素材がアクリルの類だからだろう。
しかし,イメージセンサーの薄膜が剥がれてしまうことがあった。
Bayerフィルタを擦り取る作業は,イメージセンサーにできるだけ圧力をかけないようにせねばならない。
ゴシゴシやるのはダメである。

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