Up de-Bayer の作業 作成: 2025-02-09
更新: 2025-02-25


    de-Bayering は,ひじょうに繊細な作業になる:
レンズ部を取り除いて,イメージセンサー (中央の長方形) を現したところ:
最小目盛が 0.5 mm

    de-Bayering は,難関である。
    そして,イメージセンサーを囲む配線を壊してしまうという失敗が伴う。

    配線を舐めてはいけない。
    その配線は,触れると壊れてしまう。
    配線を壊すと,それでカメラはお釈迦である。

    配線に触れて壊してしまうのは,つぎの2つの場合:
    1. レンズ部は,カッターの刃先を使って,剥がして外す。
      このとき,刃先が入り過ぎて,配線を壊してしまう。
    2. Bayerフィルタを擦り取る作業で,配線に触れてしまう。

    そしてわたしの場合,視力も障害になる──両眼の焦点が合わない・像がノイズだらけで一部が歪む。,
    というわけで,Bayerフィルタを擦り取る作業は,イメージセンサーの中央から縁に向かって徐々に進め,縁近くは触らないで済ますことにする。


    de-Bayering は,方法がいまのところまだ確立していない。
    竹の割り箸の先を尖らせて,これで Bayerフィルタを擦り取ることを試してきたが,直接擦ると傷がつくようである。
    消毒用エチルアルコールに先を浸しながらすると,傷はつかず,そしてフィルタも除けるようである。
    こうなるのは,Bayerフィルタの素材がアクリルの類だからだろう。


    しかし,イメージセンサーの薄膜が剥がれてしまうことがあった。
    Bayerフィルタを擦り取る作業は,イメージセンサーにできるだけ圧力をかけないようにせねばならない。
    ゴシゴシやるのはダメである。