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授業予定のアナウンス
	
	授業時間:9:00〜17:30,2日間
	試験 (レポート):指導案作成
		
	 
授業の概要
	
	数学の授業は,ハードルが高い──その理由
		理由がわかれば,<安心>と,解決の形が,得られる。
		授業構築の仕方
	「指導法」の考え方
	 
数学の授業は,ハードルが高い──その理由
	
	授業するのに十分な数学が,身についていない。
	身についていないことが意識されるとき,授業できなくなる。
		| Cf. | 歩き方を意識したら,歩けなくなる。 フォーム改造 → スランプ
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「授業するのに十分な数学を身につける」で解決するしかない。
	これには時間がかかる。
 
「授業するのに十分な数学を身につける」
	
	「授業するのに十分な数学を身につける」が意識にのぼりにくい理由
		
		
「授業するのに十分な数学を身につける」を敬遠・回避
		「授業するのに十分な数学を身につける」は,修行。
		うまい手・近道 (楽する手) は存在しない──正攻法しかない
よいテクストが存在しない
		
		数学の専門書はダメ
		教員向けのテクストは,数学を自己流 (思いつき) で解釈するので,嘘が多い。
		イデオロギー時代の残滓
			
		 
数学と学校数学のギャップの確認
	
	
小中高間での数学の違い
	
	
授業構築の仕方
	
	授業の形
		
		<わかる>に至るストーリー
		<教える>に<主体的学習の鍛錬>が重なる
		「よい授業」の評価基準
		
		生徒の<わかる>と主体的活動が実現
		Simple is the best. (理由:無駄=ノイズ=学習の妨げ)
		 
理詰めの構築 
		
		コミュニケーションの形・流れ
		主体的学習活動の配置
		理詰めの構築に必要な知識・理解
			
			<わかる>とはどういうことか──生成的理解,正反のとらえ
			<主体性>の意義──<身につく>が実現するプロセス
			カラダは不自由 (安定性の裏返し)
			 
授業構築のプロセス
		
		主題研究──主題の理解
			
			主題の<数学>の押さえ
			主題の意味・意義/本質 (「要するに」) のとらえ
				
			主題の体系 (構成の論理) の理解 
			単元設計──全体ストーリーの構築
			
			全体ストーリーを授業で構成
			主題の指導の4段階 (対象化・意味・価値・使用)
			授業設計──授業単位のストーリーの構築
			
			授業の基本構成:導入→展開→まとめ
				
				授業開始のアナウンス
				前時の振り返り
				(導入)
				本時の主題のアナウンス
 本時に用いられる既習内容の押さえ
(展開)
				課題の提示
 学習作業の促し・制御・収束
(まとめ)
				振り返り・まとめ
次時の内容の予告
				授業終了のアナウンス
				指導案
				
				指導案を作成する理由
				指導案のフォーム・要素
					進行時間,局面,シーン/板書,
					せりふ/パフォーマンス (教師・生徒),備考
完全シナリオ
				 
授業パフォーマンス
	
	授業パフォーマンスの要諦: 場の意味・進行が生徒につねに伝わっている
		
		このために,やらねばならないことが決まってくる。
		授業局面をわからせる
			
			例:作業を課すときは,何を作業するかが明確に伝わること
				
			局面の切り替えでは,これを明確に伝える
		 
授業パフォーマンス設計の考え方
		
		理詰めの設計──授業パフォーマンスは必須・必然を行う
		無駄=ノイズ=学習の妨げ
		ゴールから授業パフォーマンスを逆算
		 
発問,生徒からのリターンの扱い
		
		出てきた意見・考えの共有
		論理を問う (「なぜ?」)  
		誤答を,正反の反として活用
		 
<生徒のいろいろな考え>への応じ方
		
		「いろいろな考えが出てくる」に二通り:
			
			意味がある
			授業が壊れている
			評価では,教員の数学力が試される
		問題解決における恣意と絶対──二種類の「○」
		巧拙・優劣をきちんと言う 
		 
数学教育事情
	
	数学教育学における<主観>の多様性
		
		
教育行政の振り子運動
		
		
学校数学の惰性
	 
作業課題 (2009-08-08 提示)
	
	
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