Up 数学の授業 作成: 1995-03-18
更新: 2010-12-03


「数学の授業法」

1. 「授業」の意味

 1.0 要旨

 1.1 「授業」とは?
 1.1.1 「学校」とは「授業」のことである
 1.1.2 授業づくり──主題研究と授業設計
 1.1.3 授業の実現──授業パフォーマンス

 1.2 数学を教える
  1.2.0 要旨
  1.2.1 「数学」という方法を教える
  1.2.2 方法としての「数学」の内容

 1.3 <学習する主体>を育てる
  1.3.0 要旨
  1.3.1 数学学習によって成長させる
  1.3.2 「成長」の内容

 1.4 「よい授業」とは?
 1.4.1 「よい授業」の条件
 1.4.2 学習活動の習慣形成

2. 授業構築を考える枠組

 2.0 要旨

 2.1 授業の形
  2.1.0 要旨
  2.1.1 <わかる>に至るストーリー
  2.1.2 <教える>に<主体的学習の鍛錬>が重なる
  2.1.3 ハッピー・エンド

 2.2 理詰めの構築
  2.2.0 要旨
  2.2.1 コミュニケーションの形・流れ
  2.2.2 主体的学習活動の配置

   単元/授業の設計
   論理的構成力の必要
   何を教える?
   どのように教える?

 2.3 理詰めの構築に必要な知識・理解
  2.3.0 要旨
  2.3.1 <わかる>とはどういうことか
  2.3.2 <主体性>の意義
  2.3.3 <学習するカラダ>の傾向性

 2.4 授業構築のプロセス
  2.4.0 要旨
  2.4.1 授業設計/構築の概要
  2.4.2 主題研究──主題の理解
  2.4.3 単元設計──全体ストーリーの構築
  2.4.4 授業設計──授業単位のストーリーの構築

 2.5 <できているつもり>を壊す
  2.5.0 要旨
  2.5.1 ひとは,できていないことがわからない
  2.5.2 自足:課題を受け付けない
  2.5.3 <できているつもり>の矯正

3. 主題研究
 3.0 要旨
 3.1 主題研究の目的・理由
  3.1.0 要旨
  3.1.1 数学と学校数学のズレを押さえる
  3.1.2 主題理解あっての指導法
 3.2 主題研究の方法
  3.2.0 要旨
  3.2.1 主題の<数学>の押さえ
  3.2.2 主題の意味/本質 (「要するに」) のとらえ
  3.2.3 主題の体系 (構成の論理) の理解

 3.3 主題研究の留意点
 3.3.1 主題をわかっていないことに気づく
 3.3.2 「主題理解」に必要な学問に入る
 3.3.3 「論理」の理解が関門
 3.3.4 主題研究に多くの力配分
 3.3.5 主題研究の要点
 3.3.6 「正しさ」の階層
 3.3.7 主題の全体マップ (主題相関図)

4. 全体計画

 4.0 要旨

 4.1 全体ストーリー
 4.1.1 授業設計の全体の流れ
 4.1.2 授業設計の全体マップ作成

 4.2 単元設計
 4.2.1 全体ストーリーを授業で構成
 4.2.2 単元設計の内容
 4.2.3 主題の指導の4段階
 4.2.4 全体ストーリーの論理的構築──難度の階梯化

5. 授業設計

 5.0 要旨

 5.1 <わかる>に至るストーリーの構想
  5.1.0 要旨
  5.1.1 ゴールを明確にする
  5.1.2 ストーリーの要素──主題の what, why, how
  5.1.3 全体から細部へ
  5.1.4 細部から全体へ
  5.1.5 Simple is the best.

 5.2 授業設計
  5.2.0 要旨
 5.2.1 授業設計の内容
 5.2.2 授業の階段構成
 5.2.3 授業の基本構成:導入→展開→まとめ
 5.2.4 簡潔版「授業設計の仕方」

 5.3 授業設計の留意点
 5.3.1 授業設計を学ぶ
 5.3.2 「話す」ではなく「学習活動をオーガナイズ」
 5.3.3 生徒の理解がゴール
 5.3.4 課題解決型授業
 5.3.5 シンプルがいちばん!
 5.3.6 チェックポイント
 5.3.7 最重要局面の特定

 5.4 <主体的学習>の設計
  5.4.0 要旨
  5.4.1 主体的に行動する場面の特定

 5.5 「学習指導案」
 5.5.1 「学習指導案」とは?
  5.5.2 「指導案」の意味:授業シナリオ
  5.5.3 「指導案」を作成する理由
 5.5.4 なぜ「学習指導案」をつくるのか?
 5.5.5 学習指導案の構成
 5.5.6 授業の台本/絵コンテ
  5.5.7 「指導案」のフォーム
  5.5.8 授業シナリオの書き方
 5.5.9 初心者のための「学習指導案作成」指導

 5.6 授業パフォーマンスの計画
  5.6.1 理詰めの設計
  5.6.2 ゴールから授業パフォーマンスを逆算
 5.6.3 授業の完全台本をつくる
 5.6.4 「推敲」を覚える
 5.6.5 「イメージ・トレーニング」を覚える
  5.6.6 授業パフォーマンスは,必須・必然を行う

 5.7 教材作成
 5.7.1 授業設計での力配分
 5.7.2 教材

 5.8 授業設計の例
 5.8.1 「数直線」の授業設計

6. 指導法

 6.0 要旨

 6.1 授業前
  6.1.0 要旨
  6.1.1 シミュレーション,推敲
  6.1.2 イメージトレーニング
  6.1.3 忘れる

 6.2 指導法は,基本から生成される
 6.2.1 授業設計は,<指導法を考える>ではない
 6.2.2 指導法は,基本から生成される
 6.2.3 指導法の基本は,話し方

 6.3 授業パフォーマンスの意味
  6.3.0 要旨
  6.3.1 場の意味が生徒につねに伝わっている
  6.3.2 <場の意味が伝わっている>の含意

 6.4 授業パフォーマンスのタイプ
  6.4.0 要旨
  6.4.1 主題を提示する
  6.4.2 目標を提示する
  6.4.3 課題を提示する
  6.4.4 既習を想起させる
  6.4.5 発問する
  6.4.6 作業を指示する
  6.4.7 生徒からのリターンを扱う
  6.4.8 現在進行していることをわからせる
  6.4.9 プロセス・結果を提示する
  6.4.10 プロセス・結果を確認させる・わからせる
  6.4.11 授業局面の切り替え

 6.5 授業パフォーマンスの方法
 6.5.1 「授業パフォーマンス」の概要・留意点
 6.5.2 授業/教室をたのしく
 6.5.3 話し方の基本
 6.5.4 板書の基本
 6.5.5 おだやかに
 6.5.6 単調を避ける
 6.5.7 質問のしかた
 6.5.8 せかさない
 6.5.9 生徒の質問・答えは,他の生徒に振る
 6.5.10 生徒の分かっている・いないを知る方法

 6.6 主体的学習活動
 6.6.1 「自分でやらせる」の内容
 6.6.2 「自分でやらせる」の理由
 6.6.3 「自分でやらせる」の方法
 6.6.4 教師-生徒間のインタラクションの向上
 6.6.5 問題解決/課題達成型指導
 6.6.6 自由・主体性の雰囲気醸成

 6.7 考えさせる
  6.7.1 要旨
 6.7.2 考えさせる
  6.7.3 考えさせることが必要な理由
 6.7.4 「なぜ」を問う
  6.7.5 意味・意義を考えさせる (「なに・なぜ?」)
  6.7.6 論理を問う (「なぜ?」)
 6.7.7 誤答を,正反の反として活用
 6.7.8 解が開いている課題

 6.8 <生徒のいろいろな考え>への応じ方
  6.8.0 要旨
  6.8.1 評価では,教員の数学力が試される
  6.8.2 問題解決における恣意と絶対
  6.8.3 巧拙・優劣をきちんと言う

7. 学習評価

 7.0 要旨

 7.1 学習評価の意味
 7.1.1 「学習評価」とは?──学習評価の考え方
 7.1.2 成績評価と成長評価

 7.2 学習評価の方法
  7.2.0 要旨
  7.2.1 学習評価のスタンス
  7.2.2 学習評価の方法

 7.3 変容の不可視性
  7.3.0 要旨
  7.3.1 変容は不可視
  7.3.2 器用と不器用,速いと遅い

 7.4 個の多様性
  7.4.0 要旨
  7.4.1 成績と個の多様性

8. 授業評価

 8.0 要旨

 8.1 授業評価
  8.1.0 要旨
  8.1.1 授業評価と学習評価

 8.2 授業を評価する力
  8.2.0 要旨
  8.2.1 授業評価の主観性──能力・経験依存
  8.2.2 授業の出来のよい・わるいを,勘違いする

 8.3 授業評価の方法
  8.3.0 要旨
  8.3.1 評価のポイント
  8.3.2 大局観──根幹・本質の把捉
  8.3.3 授業パフォーマンスの評価視点

9. 授業のNG集

 9.0 要旨

 9.1 授業の構成
 9.1.1 「活動」に続く「数学に入っていく」が無い

 9.2 指導法
 9.2.1 「コミュニケーション」(グループ別ディスカッション)

 9.3 ことばづかい
 9.3.1○○したいと思います
 9.3.2ありがとう

 9.4 リアクション
 9.4.1 拍手

10. 授業の制約条件

 10.0 要旨

 10.1 制約条件の捉え
  10.1.0 要旨
  10.1.1 「数学科教育の規制要因」の考え
  10.1.2 「規制要因」→「数学科教育の<場>」

 10.2 数学科教育の<場>の要素
  10.2.0 要旨
  10.2.1 個の多様性
  10.2.2 学校数学 (現行)
  10.2.3 教育行政
  10.2.4 教員養成
  10.2.5 学校 (教育現場)
  10.2.6 教員の資質・能力

 10.3 授業者の能力

   『数学教師』

 10.4 授業の現場条件 (環境/制約条件)
 10.4.1 プロダクトアウト
 10.4.2 学校の指導計画,指導時間枠
 10.4.3 生徒の様態
 10.4.4 教授/学習環境